肌のタイプは? |
- ノーマルスキン(普通肌)
- ドライスキン(乾燥肌)
- オイリースキン(脂性肌)
- センシティプスキン(敏感肌)
- マチュアドスキン(中年肌)
などに分けられ、最も望ましいのは1.ノーマルスキン(普通肌)です。
肌質の違いは角質の水分量を保っている「皮質」と「セラミド」という成分によります。 |
肌質は人によって、また同一の人であっても季節や部位によって異なります。自分の肌質がどのタイプかを知り、肌のタイプに合わせたケアを行いましょう。そうすることで、老化のスピードを遅くできるのです。 |
<皮質>
角質層の表面をコーティングし、角質層の乾燥を防いでいる。
外部からの異物の進入を阻止。
さらにワックスのような役割をもち、ふつけたり、擦ったりといった物との接触の時、滑らせて損傷を緩和する。 |
<セラミド>
角質細胞の間を埋める細胞間脂質を構成している物質の一つ。
角質層に水分維持の働きを持っている。
水と油が交互に層状に並んだ構造をしており、どんなに乾燥した環境でも、一定量の水分を脂質間につなぎとめている。 |
皮脂とセラミドのバランス、また量が多すぎると脂性肌となり、少なすぎると乾燥肌になります。皮脂・セラミドの量に富んでいるのがオイリースキン、皮脂・セラミドの能力が小さいのがドライスキンということになります。
したがって化粧品は肌のタイプに合わせて選ぶ必要があります。女性の場合、皮脂・セラミドの量は年齢によって変化します。もちろん、個人差はありますが25歳はお肌の曲がり角と言われるように、この頃から少しずつ皮脂・セラミドの働きが低下していきます。セラミドの量は30歳から40歳になるとさらに減少し,更年期を境に急激に減っていきます。
男性の場合、中高年になると顔面や頭部は脂性肌に対して、腹部や下肢は乾燥肌になる人が多く見られます。
アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚のバリア機能であるセラミドが少ないことが分かっています。 |
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