毒素(老廃物)について
足つぼには毒素(老廃物)を排出する効果があります。
3.唾液で浄化作用を高めよう
外から入る毒には、口から入るものもあります。よく噛むことは、食べ物の物理的な消化を促進させることは勿論、特筆すべきは噛むことで分泌される唾液に解毒作用があることです。
1.唾液で血液浄化
唾液や涙、白血球に多く含まれるラクトフェリンは、からだに不要なミネラルと結合し、体内への吸収を抑えるはたらきがあります。また、細菌などの微生物の増殖を抑える静菌作用や殺菌作用をもち、免疫力を引き上げるパワーがあるといわれています。さらに、ラクトフェリンは、腸内の悪玉菌に必要である鉄分を奪ってその増殖を抑え、善玉菌であるビフィズス菌を優位にするので、腸内環境が安定して整腸作用が期待されます。
2.もっと詳しく!唾液の主なはたらき
唾液は一日に1〜1.5Lも分泌されますが、99.5%が水分で、残りは各種の無機質成分、有機成分、血液成分に加えて口の中に住みついている細菌なども含まれています。
(1)浄化作用
唾液に含まれるリゾチームやペルオキシターゼ、ヒスタチンなどによって、口腔内を浄化するという重要なはたらきがあります。1mlの唾液が口腔内の細菌を90億個も取り除きます。起床時に口臭が強いのは、睡眠中の唾液の分泌速度が非常に遅くなるため、朝に口腔内細菌が最大となるからです。
(2)消化作用
ご飯やパンをよくかんで食べると食べると口の中が甘くなるのは、唾液に含まれているアミラーゼという酵素がでんぷんを甘い麦芽糖などに変えるからです。
(3)溶媒作用
食べ物の中の味質を溶解し、味覚を促進します。
(4)湿潤作用
食べ物を口の中で湿らさせて、噛み砕いたり飲み込みやすくしたり、会話を滑らかにします。
(5)洗浄作用
口の中の食べ物の残りかすを洗い流します。唾液の中のカルシウム成分により、表層の軽い虫歯は修理されます。
(6)老化防止作用
唾液に含まれる神経増殖ホルモンや表皮増殖ホルモンが、脳神経系の活性化や全身のあらゆる細胞にはたらきかけ、若々しさを保ちます。また、唾液腺から分泌されるパチロンという若返りホルモンによって、歯や骨、頭髪が丈夫になり、生殖器などの機能も維持されます。
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